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Posted by TI-DA at

2014年01月30日

香りはなぜ脳に効くのか

最近、私のまわりで、たとえば更年期の時に起きる不快な症状が香りを嗅いだだけで、改善されたというお話をたくさん聞いて、お勧めした本人が「へーーびっくり!びっくり!びっくり!びっくり!」と驚いているもんだから(笑)これはちょっと理論的な仕組みをしっておいた方がいいなーと思い、本屋さんへ行きました。
その中でもピン!と来たのがこの本。。現役のお医者さんがメディカルアロマを推奨していて、日本ではメディカルアロマが遅れているという事で自ら、代替医療日本アロマテラピー学会を設立し、今現在1600人のお医者さまの会員がいるそうです。。
頼もしいですねーガッツポーズこれからどんどんこういうお医者さんが増えて、アロマを処方してくれると嬉しいですね。。。

さて、なぜ香りは脳に効くのか。。。という本題ですが。。。本ではとても専門的に難しく書いていましたが、簡潔にまとめてみると。。

鼻の奥には嗅上皮(きゅうじょうひ)という粘膜があり、まず香りの分子となったアロマオイルの成分はこの粘膜に溶け込んで、嗅細胞の先端にある嗅毛という繊毛に受け止められます。
 そして嗅毛で受容された香り分子の情報は、すぐに電気信号(神経インパルス)に変わって、大脳辺縁系に直接、伝達されます。
大脳辺縁系は、「考える脳」とされる大脳新皮質とは違って、食欲や性欲など本能に基づく行動や喜怒哀楽といった感情を支配し、「感じる脳」と言われています。
視覚や聴覚や触覚、そして味覚はいったん「考える脳」を経由した後に「感じる脳」に届けられますが、嗅覚は違います。五感の中で、唯一嗅覚だけは「感じる脳」にダイレクトに届くのです。
 大好きな香りを嗅ぐとなーんかホッして全身ゆるむというか。。そして嫌な匂いを嗅ぐと全身がくっ!と縮むような感じがしますね。。それは香りの情報が「考える脳」を経由せず、「感じる脳」に直接届けられ、それを脳が身体に信号を送り身体が反応する。。という仕組みみたいです。。

 さらに興味深いのは、香りを嗅いだ後の電気信号の動きで、大脳辺縁系に伝達された電気信号は、ほぼ同時に次の2つの経路に分かれるそうで、1つは大脳皮質にある複数の嗅覚野(前頭葉、側頭葉)に伝わり、香りに対する記憶や感情をつくり出す経路で、もう1つは視床下部に伝わり、そこは身体の自律神経機能をコントロールする経路です。
 大脳の前頭葉、側頭葉に広がる嗅覚野は、嗅覚情報を処理する部位で、香りの情報はここに到達することで、過去の記憶ともつながり、香りに関する経験と照らし合わせるなどして、情報分析が行われ、感情や欲求が引き起こされることになります。
 一方の視床下部の役割は広く、体温や下垂体ホルモンを調節する自律神経の中枢であると同時に、摂食行動や性行動、睡眠などの本能行動の中枢でもあり、かつ、怒りや不安といった情動的な行動をも司っています。生命維持にもっとも重要な制御機能を持つ器官といえます。
 よって、視床下部にまで届けられた香りの情報は、私たちの自律神経系やホルモン系にも影響を与えるということになり、逆にストレスで疲労感やイライラが高まり、自律神経やホルモンに何らかのトラブルが発生した時に適切な香りを嗅ぐことで、心身を正常な状態に戻すことも期待できるというわけです。。

脳は心身のすべてをコントロールしている司令塔であり、脳内のストレスが身体に色々な支障をきたすわけで、脳はマッサージできないので、効能のある高品質の香りを嗅ぐ事によって脳がマッサージされたような感じになり、色々な症状が緩和されるという事ですね。。。

それからほとんどの細胞は再生しないそうですが、鼻腔の嗅細胞や海馬の細胞は神経細胞でありながら再生するらしく、今はアルツハイマーの研究にも使われているそうです。。私も最近物忘れが多いので、香りでアンカーつけて、この香りを嗅いだら、思い出す!という事を意識的に実験してやってみようかしら(笑)

例えば、ダイエットや減量をしたい場合、グレープフルーツの香りを嗅ぐ時に、意識的に「これを嗅いだら食欲がおさまり、脂肪燃焼する!」と自分で決めて、毎回食事の前に嗅ぐといいんじゃないかなーと思います。。(まず自分がやれ!ってことですけど。。笑)

アロマへの熱病が増々止まらなくなっている今日この頃ピース。。。これが皇の時代でいう、「魂職」かしら??

それではこれを読んでいる方々は大体私と同じ年齢のはずですから、私はここで、これだけは断言します!「更年期はアロマがあれば怖くない!」ラブ

アロマを生活に取り入れてクォリティライフを。。。穏やかで豊かな後年期を過ごしていきましょうねーー!!!  

Posted by ゆんたくジョイ at 08:19Comments(0)